浅葱色に射す一筋の光





   近藤さん「………歳………」

  近藤さんは土方の肩に手を回し

      鼻を啜って いる。

  土方「………くそっ!何で総司なんだ!

      何で…何で…総司が…」


 2人で涙を流しながら先を知ってしまった 以上、絶対に労咳なんかでは死なせない!


   そう誓い合ったのだった。。。



     ーーーーーーーーーーー



部屋へ戻る途中、沖田の部屋を通りかかった 。

   そのまま縁側に腰を下ろし、

    庭を眺めて歌っ た。。。

 その声を聞いた沖田が出てきて横に座った。



  沖田「……………何かありましたか?」



     歌いながら首を振り、

    庭へとまた視線を戻した。

   歌い終わり、沖田に話し掛ける。
 

  翔「総司…総司って呼びたい。ダメ?」


   沖田「ははは。気にしてたの?

      良いよ。総司 で……。」


   翔「総司……胸の音…聞かせて…

  何か疲れちゃ って…幸せ分けて!!!」


     総司「良いですよ?」


 私の肩を引き寄せて着流しに胸を当てた

  翔「毎日こうやってると…

     当たり前になって…

    いつの間にかやらないと

    気が済まなくなる……………」

   総司「いつもの翔じゃないから

       気持ち悪いよ ?

     やっぱり何かあったの?」
 

      翔「怖い…かな?」


     総司「死ぬのが?」

    翔「ううん…残されること…

       未来に帰ること…

      みんなと離れること…」

   総司「未来に帰るのっっっ?

     もう翔は仲間 なんだ。

       家族なんだ。

    もう…帰りたくないなら

      帰らなくて良い。

     嫁の貰い手がなかったら

     貰っ て上げるから…」

   総司はギュッと私を抱き締めて

        頭を撫でる


    翔「じゃ~、死なないでね…」


  総司「そんな簡単に死にませんから」





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