浅葱色に射す一筋の光




   翔「うん…頼むね…。総司の胸の音聞いたから 元気出た! 部屋戻って布団敷いとけって言われ てたんだ! 行くね!」


  バタバタと音を立てて走り去った。


  総司「……何があったか………

   教えてくれますね? 土方さん?」

   土方「ふっ。流石総司!

    いやぁ~…ここで はな…

    総司の部屋行くか………」


   土方は総司の事は言わずに、

    山南さんの事を 話した。


 総司「話すこと…凄く勇気がいったでしょうね…」


 土方「総司…お前…翔に惚れてるのか?」


  総司「…どうでしょうね…でも、

    惹かれてるの は確かです…」

   土方「俺もそんなところだ。

    おめぇのような 餓鬼に負ける気は

       しないがなぁ~~~」

 総司「ふふふ。土方さんには負けませんよ。 恋敵って所ですかね」

   土方「どぅだかな…部屋戻るな。

   山南さんのことは、お前も頼む」

     総司「分かりました」

   土方が部屋に戻ると、

  布団は敷いてあるも のの、翔はいない。



   土方「…風呂か?俺も入るか…」



   土方は用意して風呂へ向かった。



   ーーーーーーーーーーーーーー



   その頃 翔は…屋根の上にいた。


   明日マスク作って…渡そう。

  ガーゼなんてな いから布3枚重ね?

    それじゃ~苦しいかな~。

     耳にかけるゴム無いから…

     布で作るしかない か…と、

     ブツブツ唱えていた。



   土方が風呂に入るといたのは…



黒い艶のある綺麗な髪を下ろし此方に背を向 けて湯船に浸かる者…




  土方「……風呂に入ってたのか…」




  体を洗い、湯船に浸かる者に後ろから

      抱き付いた。


   土方「…………………………………」


    ?「……………………………………」





  土方「ぎ…ぎ…ぎゃあ~~~~!!!」






       その者とは…







       武田観柳斎





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