浅葱色に射す一筋の光


  

 
  近藤「大阪へ仕事へ行くことになった。
 行くのは、私、山南、井上、沖田、永倉、斎藤。後は芹沢派の面々だ!! 明日の朝、門に集合。以上だ!! 解散!!」

   翔「私も行かせて下さい!!」

  近藤「今回は部屋があまり取れなくてな…申し訳ないが、留守を頼むよ!」

  翔「…………はい……失礼します」


  翔は立ち上がり、部屋に戻りたくないから屋根に登った…。


  私にはやっぱ何も出来ないんだ。


 私は此処のお荷物の何者でもない。


  悔しくて涙が止まらない…私は…何で此処にいるの。何で此処に飛ばされたの。

     歴史は変えられないの…?

  涙が止まると…斎藤の部屋に来た。

   今日から胃腸薬を飲めと言いに。

  歴史は変えられないのか…試す為に。

    翔「斎藤さん…翔です」

    斎藤「入れ。 どうした」

   翔「今日から此を飲んで下さい。毎食後に3つずつ。 整腸剤です」

     斎藤「何故だ?」

   翔「明後日、あなたは腹痛を起こしてしまうからです。嫌なら飲まなくて良いです。

 でも、飲まなかったら、飲まなかったと帰ったら教えて下さい」


  頭を下げ、斎藤さんの部屋を出た。



  
  
  
< 63 / 407 >

この作品をシェア

pagetop