浅葱色に射す一筋の光
近藤「大阪へ仕事へ行くことになった。
行くのは、私、山南、井上、沖田、永倉、斎藤。後は芹沢派の面々だ!! 明日の朝、門に集合。以上だ!! 解散!!」
翔「私も行かせて下さい!!」
近藤「今回は部屋があまり取れなくてな…申し訳ないが、留守を頼むよ!」
翔「…………はい……失礼します」
翔は立ち上がり、部屋に戻りたくないから屋根に登った…。
私にはやっぱ何も出来ないんだ。
私は此処のお荷物の何者でもない。
悔しくて涙が止まらない…私は…何で此処にいるの。何で此処に飛ばされたの。
歴史は変えられないの…?
涙が止まると…斎藤の部屋に来た。
今日から胃腸薬を飲めと言いに。
歴史は変えられないのか…試す為に。
翔「斎藤さん…翔です」
斎藤「入れ。 どうした」
翔「今日から此を飲んで下さい。毎食後に3つずつ。 整腸剤です」
斎藤「何故だ?」
翔「明後日、あなたは腹痛を起こしてしまうからです。嫌なら飲まなくて良いです。
でも、飲まなかったら、飲まなかったと帰ったら教えて下さい」
頭を下げ、斎藤さんの部屋を出た。