浅葱色に射す一筋の光




   
  翌日

  土方と京の町に出掛けた。

 まず呉服屋へ行き、女物の着物を買い、着替えろと言われ、奥の部屋へ…

  黒地に蝶、桜の花弁が散りばめられてる色っぽい着物。
  
  髪も綺麗に結われ、土方の前に出た。

   翔「どうだっっっ!!!」

   土方「馬子にも衣装…」

   翔「絶対言うと思った!!」

   女将さん「えらい別嬪さんやないの。
   おおきに。またお待ちしてます~」

   土方「ありがとよ。また頼むな」

   2人は手を繋いで店を出た。

   2人で歩く町は土方を見つめる女。
   
   翔を見つめる男で埋め尽くされた。

   土方「……気に食わねえ!!」

   翔「そっくりそのままお返しする」

 170センチ位の土方の身長に163センチの私。 この時代には珍しく背の高い私は土方に釣り合う身長差だった。 

   土方「妬いてんのか…?」

   翔「妬いてんのかな?総司でもそう思っちゃうと思うよ? 私のもんだってね~」

   土方「何様だっっっ!!!」

  

  

  

  
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