浅葱色に射す一筋の光
屯所
屯所前
優「離せゴラァ~!逃げないって言ってんだ ろ!」と、ギャーギャー言ってると中からゾロ ゾロ出て来た。
「っっうるせぇ~!!何事だっ!」
「怪しい奴を捕縛したんだが暴れてな…」 左之と言う男が言うと…
「着物も…その恐ろしい物も…」と、総司と 言う男がゼファーを指差す。
「総司……………蔵」
「はい。土方さん」
私はゼファーと共に蔵へ連行された。
土方「で…てめぇ。何もんだ。まずそれ取 れ…」
と、刀で私が被っているメットをガンガン叩く。
優「触るな…」刀を振り払った。
すると…優輝菜の腕から血が垂れた。
優「……………ホンモノ?」
土方「ったりめぇ~だ。何に見えるんだ…」
バッッッッと立ち上がると土方が座らせよ うと手を伸ばし、私が暴れる…と、言う行為を 何度か繰り返していたとき
ふにゃ…
土方「お…お前…女っっっ?!」
私は胸に触れてしまった土方の怯んだ顔を 見て…ヘルメットをゆっくり取った。
金髪のロングヘアーにゆるふわパーマ、大きい目 はグレーのカラコン。
「……………………………異人」
ハッ!!とした顔をしてまたチャキっと刀を握りな おした。