浅葱色に射す一筋の光
翔「仲間に…仲間を…殺させたくない!」
楠木「変わった奴だ…お前をさらえば…桂さんのお役に立てる…ふっ!」
翔「………何故私に構う…?立場や権力などいらない、目立つ行動が危険な目に遭うのを分かってて…何故…」
楠木「…みんなのお気に入りだからな…お前は…初めから此方に頂く予定だ! あいつらは…怒りに任せて探すだろうよ…そのうちに…潰す!」
翔「……分かった。私がそっち行って、内部を探って壬生浪士組に持ち帰る。あんた達がやったこと。仕返ししてやる。その頃にはあんた達は…この世にいない…」
楠木「どうせもう知ってんだろ?」
翔「…残念…私は歴史を変えてやる!!先を知ってると何処に誰がいるかまで分かるんだ。 いつどこで誰が死ぬかまで…」
荒木田「………くそっっっ!」
翔「ふふふ…やらないよ…」
荒木田「???」
翔「生きて欲しい人の首を取ると思う?
……でも、壬生浪士組を危険に晒すような真似をしたら…長州の全てを…徳川に話す!!!」
楠木「…………………………はったりだ」
翔「今はね…でも…時期将軍…徳川慶喜は違う!!」
楠木「っっっ!!!」
翔「悪いようにはしない。此処にいて」
楠木「………………約束はしない…」
翔「……………残念です………」
そう言って…蔵を出て、解放するよう頼んだ。