カッパァ華
「どうしたんや? おとうちゃん、そんな顔して!
なにがあったんや?」
「いまな、村の者たちが話している内容を聞いてな……
いつも行く池にはな、もう近付いてはあかん……
あの河童山にはな……」
「おとうちゃんまで、どうしたんや?
今日池に行ったら、大人たちが村を安全にするからって、池になにか入れてたんや。安全な村にするって!
せやのに、なんで行ったらあかんのや?」
「政吉……大人たちはな……
あの池に毒を入れたんや……
河童様は、なにもしてないのに、勝手に危険やと騒ぎ立ててな……」
「毒……そんなのいれたら、カッパァ死んでしまうやないか!」
政吉は玄関の扉を勢いよく開け、池の方向に走っていった。
なにがあったんや?」
「いまな、村の者たちが話している内容を聞いてな……
いつも行く池にはな、もう近付いてはあかん……
あの河童山にはな……」
「おとうちゃんまで、どうしたんや?
今日池に行ったら、大人たちが村を安全にするからって、池になにか入れてたんや。安全な村にするって!
せやのに、なんで行ったらあかんのや?」
「政吉……大人たちはな……
あの池に毒を入れたんや……
河童様は、なにもしてないのに、勝手に危険やと騒ぎ立ててな……」
「毒……そんなのいれたら、カッパァ死んでしまうやないか!」
政吉は玄関の扉を勢いよく開け、池の方向に走っていった。