カッパァ華
翌朝、秀樹はいつものカエルではなく、魚をバケツに入れ、池に運んでいた。
「カッパァ、魚のが好きやったんか?
おとんが子供の頃は魚を持っていってたみたいやからさ!
俺、カエルばっかり持ってきてたな。
ごめんな。いっぱいいっぱい食べるんやぞ!
でも俺……魚釣りはあんまり得意じゃないんだよなぁ……」
そう言うと、秀樹は魚を池に入れていった。
「むかし、バカな大人たちが池に毒とか入れたからカッパァは食べるもの少なくなったんかな……
カッパァ……
これからは俺がいっーぱいご飯あげるからな! 安心しろよー!
頑張って魚釣りするから!」
秀樹は父親から聞いた話を思い出し、寂しそうな目で池を見ていた。
「カッパァ、魚のが好きやったんか?
おとんが子供の頃は魚を持っていってたみたいやからさ!
俺、カエルばっかり持ってきてたな。
ごめんな。いっぱいいっぱい食べるんやぞ!
でも俺……魚釣りはあんまり得意じゃないんだよなぁ……」
そう言うと、秀樹は魚を池に入れていった。
「むかし、バカな大人たちが池に毒とか入れたからカッパァは食べるもの少なくなったんかな……
カッパァ……
これからは俺がいっーぱいご飯あげるからな! 安心しろよー!
頑張って魚釣りするから!」
秀樹は父親から聞いた話を思い出し、寂しそうな目で池を見ていた。