カッパァ華
翌朝、政吉は秀樹に引っ張られ、河童山に来ていた。



「さぁ、探そう! 家見付けたらカッパァの食べ物そこに置けるようになるしな!
カッパァもその方が食べやすくなるだろー!」



「河童様の住処があるかどうかわからんぞ。まぁ……行くか」




二人は草むらを掻き分け、探していたが河童の住処が見つかることはなかった。



「ないなぁ……あんなにデカイ体やから、でっかい家だと思うんだけどなぁ」


「そんなに河童様は大きくなってたのか?」



「メチャメチャでっかい体やった!」



「そうかそうか。
じゃあ、もしかすると、昔におじいちゃんに聞いたことのある穴かもしれんな。」



「そんなんあるんか!」




探検心に火のついた秀政の目は、キラキラと輝いていた。


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