カッパァ華
「うわ……キレイな華やな。
なんて華なんやろ」



「見たこともないな。こんな華は。
まだ誰も人間が来ていないのかもしれんな、ここまでは」



「俺らが初めてか!! スゲー!!
じゃあ、名前つけようや!
そうやなぁ……なにがいいかなぁ……
カッパァ華とかどうや?
なぁおとん! 聞いてる?」



秀樹が興奮しているとき、政吉は何かを発見していた。



「おい……秀樹。あっち見てみろ。
あれって、お前が持ってきてたやつじゃないのか?」



政吉は指を指して秀樹に教えていた。


「わぁ!! なんやあれ!! カエルだらけやないか!!」


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