カッパァ華
翌日、釣竿とキュウリを持った秀樹が、いつもの二人を呼びに行っていた。
「秀くん。今日は釣りか?」
「そうや! 釣るんや! でかいのを!
釣竿持って、ついてこいやー!」
3人は各々、釣竿を持参し自転車を漕いでいた。
「こっちて……またあの山に向かってるんか?」
武志が恐々聞いてきていた。
「お前、おばちゃんにちくったやろ!
また怒られたやないか!
お前が勝手に泣いただけやのに、いつも俺が怒られるやないか!」
隣ではケラケラと笑う、とおるの姿があった。
「さぁついた!
まだあの卵そのままやな……
これって、何人前の玉子焼きが出来るんやろな。
まぁ……いいや! 今日は釣りやるぞ!」
「おーし! やろーう! この池で釣るの久し振りやな!
今まで釣れたことなかったし、頑張ろうなー!」
3人は座って、竿を池に垂らしていた。
「秀くん、なんやそのキュウリ?
昼飯にするんか?」
とおるが不思議そうに眺めていた。
「ちゃうわい。餌や! 餌!」
「餌て? なんのや?」
「見りゃ分かるやろ! ほら!」
そう言うと、秀樹は池に垂らしていた竿を引き上げていた。
「…………キュウリでは、魚は釣れないと思います。秀くん……」
二人とも同じ意見だった。
「秀くん。今日は釣りか?」
「そうや! 釣るんや! でかいのを!
釣竿持って、ついてこいやー!」
3人は各々、釣竿を持参し自転車を漕いでいた。
「こっちて……またあの山に向かってるんか?」
武志が恐々聞いてきていた。
「お前、おばちゃんにちくったやろ!
また怒られたやないか!
お前が勝手に泣いただけやのに、いつも俺が怒られるやないか!」
隣ではケラケラと笑う、とおるの姿があった。
「さぁついた!
まだあの卵そのままやな……
これって、何人前の玉子焼きが出来るんやろな。
まぁ……いいや! 今日は釣りやるぞ!」
「おーし! やろーう! この池で釣るの久し振りやな!
今まで釣れたことなかったし、頑張ろうなー!」
3人は座って、竿を池に垂らしていた。
「秀くん、なんやそのキュウリ?
昼飯にするんか?」
とおるが不思議そうに眺めていた。
「ちゃうわい。餌や! 餌!」
「餌て? なんのや?」
「見りゃ分かるやろ! ほら!」
そう言うと、秀樹は池に垂らしていた竿を引き上げていた。
「…………キュウリでは、魚は釣れないと思います。秀くん……」
二人とも同じ意見だった。