カッパァ華
「え? もしかして、こんな場所でやるきなの? フミヤ?」



「あぁ。ここしかないだろ。
他はここ以上に草木が多いんだからさ。
見れば分かるだろ?」



「はぁ? でもただの草むらじゃん!
バーベキューって感じじゃないんだけど、ここって……
あー、今朝のイメージとはぜんぜん違う!」



「グダグダ言うなら、食うなよ?
車内で寝てろよ!」



「やなやつ。食べるわよ! お腹ペコペコなんだからさ!
早くコンロとか出して行ってよ!」



二人は険悪なムードでコンロを設置し、炭に火を点けていっていた。



そしてコンロから炎が見え始めると、クーラーボックスから食材を取りだし、並べ始め出した。


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