カッパァ華
「やればできるじゃないの!
あーこれで安心して食べれるー!
フミヤも早く食べたら?」



「お前なぁ! お前が焚き火がいるって言うから作ってたんだろ?
言われなくても食べるわ!」



その焚き火の炎が2つの目を映し出しているのを、二人はまったく気付いてもいなかった。



その目は悲しそうな瞳で人間たちを見つめていた。




「あー、食べたねー! まぁ満腹なったし場所なんてどこでもいいやぁ!」



「ちゃんと後片付けはしろよ」



「少し休憩したらねー! 先にやってくれててもいいわよー!」



「誰がするかぁ、アホが」



マキには聞こえないように小声で呟くフミヤがいた。

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