カッパァ華
「二人とも、ほんま情けないわぁ!
そんなんでびびってたら、今晩のテレビでやる【雪男特集】見られへんぞ!!」
「それは見るわ……」
とおるがボソボソ呟いていた。
「なんで見れんねん! こんなくらいでびびってるやつが!」
「だって……テレビからは、出てこないやんか……雪男は……だから安心やんか……」
もっとも過ぎる反論に秀樹は、話を変えていた。
「……まぁいいわ! あれ? 武志おらんやん! どこいってん! 武志!」
秀樹が振り返ると、腰を抜かした武志が四つん這いで入口へと向かっている姿があった。
「あかん……これはあかん……
完全におばちゃんが我が家に来客コースや、これ……」
そんなんでびびってたら、今晩のテレビでやる【雪男特集】見られへんぞ!!」
「それは見るわ……」
とおるがボソボソ呟いていた。
「なんで見れんねん! こんなくらいでびびってるやつが!」
「だって……テレビからは、出てこないやんか……雪男は……だから安心やんか……」
もっとも過ぎる反論に秀樹は、話を変えていた。
「……まぁいいわ! あれ? 武志おらんやん! どこいってん! 武志!」
秀樹が振り返ると、腰を抜かした武志が四つん這いで入口へと向かっている姿があった。
「あかん……これはあかん……
完全におばちゃんが我が家に来客コースや、これ……」