カッパァ華
「見つけれなかったことが悔しいよ……
俺、すごく悔しいよ……
俺は、俺の友達を見付けてあげれなかった……
また大切なものがいなくなっちゃったよ」
「秀樹。その想いは必ず河童様に届いているから。
想いは必ず届くもんや。
秀樹の想いは必ず河童様の力になっているからな。
それに、秀樹がやってきたことは、間違いじゃないんだからな」
「俺……ずっとずっとカッパァを忘れないから。
俺を助けてくれたこと、忘れない……
ずっとずっと、俺が大人になっても、カッパァを忘れたくないから……」
秀樹は明日、学校に行ったあと最後に河童山へ政吉と行く約束をし、部屋に一人で入り、その日は出てはこなかった。
部屋からは秀樹の泣き止まない声だけが響く夜となっていた。
俺、すごく悔しいよ……
俺は、俺の友達を見付けてあげれなかった……
また大切なものがいなくなっちゃったよ」
「秀樹。その想いは必ず河童様に届いているから。
想いは必ず届くもんや。
秀樹の想いは必ず河童様の力になっているからな。
それに、秀樹がやってきたことは、間違いじゃないんだからな」
「俺……ずっとずっとカッパァを忘れないから。
俺を助けてくれたこと、忘れない……
ずっとずっと、俺が大人になっても、カッパァを忘れたくないから……」
秀樹は明日、学校に行ったあと最後に河童山へ政吉と行く約束をし、部屋に一人で入り、その日は出てはこなかった。
部屋からは秀樹の泣き止まない声だけが響く夜となっていた。