カッパァ華
第12話……受け継ぐ物語り
写真を見ながら昔を思い出していた秀樹の隣には、いつの間にか、小さな子供が立ったまま写真を見ていた。
「あー! パパが無断で女の子の写真を見てる!
ママに言っちゃおー!」
「優也! これはなぁ……」
秀樹が言いかけるのも無視して、優也は大声で叫んでいた。
「ママー! ちょっと来てー!
早く早くー!
パパが浮気してるー!」
「こらっ、優也……浮気って……」
「なになにー。騒がしいわね。
二人で何を話してたの?
パパがどうしたって?」
「見て! ママー! この写真!
パパがね、ずっと見てたんだよ!」
優也は、秀樹から写真を奪い母親に見せていた。
「ね! 女の子の写真を見てたんだよ!
パパは! 怒ってあげて!
晩ごはん抜きにしてあげたら?」
「あは。 優也は初めて見るんだね、この写真を。
この写真の女の子はね、ママの小さい頃だよ」
「あー! パパが無断で女の子の写真を見てる!
ママに言っちゃおー!」
「優也! これはなぁ……」
秀樹が言いかけるのも無視して、優也は大声で叫んでいた。
「ママー! ちょっと来てー!
早く早くー!
パパが浮気してるー!」
「こらっ、優也……浮気って……」
「なになにー。騒がしいわね。
二人で何を話してたの?
パパがどうしたって?」
「見て! ママー! この写真!
パパがね、ずっと見てたんだよ!」
優也は、秀樹から写真を奪い母親に見せていた。
「ね! 女の子の写真を見てたんだよ!
パパは! 怒ってあげて!
晩ごはん抜きにしてあげたら?」
「あは。 優也は初めて見るんだね、この写真を。
この写真の女の子はね、ママの小さい頃だよ」