カッパァ華
「えへへ……」
照れくさそうにしてるゆいを見て、秀樹はドヤ顔をしていた。
「いひひ」
「ねぇ、秀くん。秀くんって同じクラスの穂波ちゃんが好きなの……?
なんか噂で聞いたから……」
「まっさかぁ! いつもからかってきよんねん! あいつ!
俺が好きなんは……」
言いかけて調子に乗りすぎだと気づいた秀樹は、話すのをやめていた。
「好きなんは……?」
「まぁ……いいやん!
それよりさ! カッパァ探そう!
卵もな4個もあんねん!」
「ん……じゃあまた教えてね!
カッパさんいるといいな!」
これが男女逆なら、男子はしつこく聞くのだろう。
「言えよー! 早く言えよー!」
というように。
この年代からとっくに女子の精神年齢は男子より勝っているもんだ。
カエルをバケツにいれてる時点でそうかもしれないが。
「じゃあ、ついてきて!
ここ、草木だらけやから、迷うと入口わかんなくなるから!」
「はーい!」
照れくさそうにしてるゆいを見て、秀樹はドヤ顔をしていた。
「いひひ」
「ねぇ、秀くん。秀くんって同じクラスの穂波ちゃんが好きなの……?
なんか噂で聞いたから……」
「まっさかぁ! いつもからかってきよんねん! あいつ!
俺が好きなんは……」
言いかけて調子に乗りすぎだと気づいた秀樹は、話すのをやめていた。
「好きなんは……?」
「まぁ……いいやん!
それよりさ! カッパァ探そう!
卵もな4個もあんねん!」
「ん……じゃあまた教えてね!
カッパさんいるといいな!」
これが男女逆なら、男子はしつこく聞くのだろう。
「言えよー! 早く言えよー!」
というように。
この年代からとっくに女子の精神年齢は男子より勝っているもんだ。
カエルをバケツにいれてる時点でそうかもしれないが。
「じゃあ、ついてきて!
ここ、草木だらけやから、迷うと入口わかんなくなるから!」
「はーい!」