カッパァ華
風呂から上がった政吉は、台所に向かっていた。



「ふぅー! 出来上がりぃ!」



秀樹が自信満々な表情を浮かべ、仁王立ちしていた。



「秀樹ありがとうな! 腹減ったわ。
早速、秀樹の料理食べようか!」



「オホホ、きっと気に入るでごわすよー」



「もう、やめろ……その話し方……」



「えー! 丁寧に話してたのになぁ!
料亭の女将みたいだろ?
まぁいいわ! 食べよ!」



「おまえ、どこでそんな言葉を……
まさか……昼ドラか? 
テレビ見すぎるのも、控えめにな……」




政吉の言う事は聞き流し、秀樹は食卓に、頑張って作った料理を並べ出していた。


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