カッパァ華
好奇心旺盛な秀樹は、必死に探していた。
「おらんなぁ……逃げたんやな……
アアッ!」
その大きな声に直立不動になったのは、やはり武志だ。
とおるも、小声で話しかけてくる始末。
「秀くん、なんや。なんかおったんか?なぁ、大丈夫なんか?」
「うげっ! なんやこれ! ベタベタしとるわ!」
秀樹は草むらを掻き分けていたときに、
それが気になり叫んでいたのだ。
「なんやねんこれ! なんかおるんやで!
やっぱりここ!」
「帰ろうやぁ……もう……」
既に泣いている武志が声を震わせながら話していた。
「なぁ、とおるー!
お前あっち側を見に行ってくれや!
俺この辺りもっと探すからさ!」
完全に武志の言葉は聞き流し、期待と興奮で秀樹の頭は、いっぱいであった。
「秀くん! ちょっと来てや! 早く早く!」
とおるの興奮した声が聞こえてきていた。
「なんや! とおる! いったい何を見つけてん!」
すぐに駆け寄った秀樹は、初めて見るものを目にしていたのだ。
それに目をギラギラと輝かせて、興奮が爆発しそうなほどだった。
「なんやこれ? すげー!」
それは、池から程近い生い茂る木々の間に、草をクッションがわりにしたような形で置かれていた。
「おらんなぁ……逃げたんやな……
アアッ!」
その大きな声に直立不動になったのは、やはり武志だ。
とおるも、小声で話しかけてくる始末。
「秀くん、なんや。なんかおったんか?なぁ、大丈夫なんか?」
「うげっ! なんやこれ! ベタベタしとるわ!」
秀樹は草むらを掻き分けていたときに、
それが気になり叫んでいたのだ。
「なんやねんこれ! なんかおるんやで!
やっぱりここ!」
「帰ろうやぁ……もう……」
既に泣いている武志が声を震わせながら話していた。
「なぁ、とおるー!
お前あっち側を見に行ってくれや!
俺この辺りもっと探すからさ!」
完全に武志の言葉は聞き流し、期待と興奮で秀樹の頭は、いっぱいであった。
「秀くん! ちょっと来てや! 早く早く!」
とおるの興奮した声が聞こえてきていた。
「なんや! とおる! いったい何を見つけてん!」
すぐに駆け寄った秀樹は、初めて見るものを目にしていたのだ。
それに目をギラギラと輝かせて、興奮が爆発しそうなほどだった。
「なんやこれ? すげー!」
それは、池から程近い生い茂る木々の間に、草をクッションがわりにしたような形で置かれていた。