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次の日、クラスの親睦会と称した遠足の班決めをしていた。
「フミ、俺こうゆうの苦手~……って、お前聞いてる?」
「いや、聞いてねえ……ってか興味ない。」
「うわ、ひでえよ……。」
わりいな、翔。俺は篠崎さんのことで頭がいっぱいなんだよ。
「フミくんコイワズライですか~?笑」
「っ?!」
「フミっ、お前分かりやすいのなっ! あははっ!」
くっそ……翔……許さねえよ……。
「なになに~? 恋ばな? うちらも混ぜてよ、ってか班一緒になろーよ!」
うわっ、ギャル軍団……つっても2人しかいないけど。
遠足の班は男女2人ずつの4人グループ。
俺……このギャルと同じ班になるの?
「いーよ、俺らも相手探してたし! いーよな、フミ!」
ぅおいっ! 翔なに返事しちゃってるの?!
……なんて言えるはずもなく。
「あ、あぁ、いーんじゃない?」
ぜってえ俺の顔引きつってるって……。
「やったあ~! 2人ともかっこいいって噂されてたから、一緒の班になれて嬉しい! うち、初瀬 憐(Hase Ren)。」
「あたしは氷川 花(Hikawa Hana)。」
明るめの茶髪が憐で、暗めの茶髪が花。
班が決まってからこの2人とかなりしゃべったけど、見た目はギャルだけどいいヤツら。
俺ら4人は意気投合するのに時間はかからなかった。