兄妹愛の境界線



「今日これから時間ある?」



「予定はないけど…」



「じゃあちょっと付き合って!」




「えっ!?ちょっと優月くんっ…!?」




そう言われて私は

優月くんに右手を繋がれた


優月くんはニコニコしながら

私を連れてどこかへ走り出す


ついて行くのがやっとだったけど

相手が優月くんだからなのか

不思議と嫌ではなかった


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