兄妹愛の境界線



そんなことを考えながら歩き続け

ようやく家にたどり着いた


若干、顔の綻びがとれないまま

私は家のドアを開ける




「ただいま~」



「おっ、澪のほうが早かったか。おかえり~」



「どうゆうこと?」



「いま母さんが会社の飲み会行っててさ~

澪よりも前に出掛けてったから

母さんが先に帰ってきたのかと思っただけ」



「ふ~ん」



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