兄妹愛の境界線
「どっちみち俺らは兄妹だ。
きっと俺らの好きって気持ちは
妹を大切に思うがゆえの気持ちだ」
「…俺はそうは思わない」
「葵…「なつ兄だってそうだろっ!?」
「三つ子なのにアイツだけ全然顔が違う。
俺には妹より異性にしか見えねぇよ……」
「だけどな葵」
そう言ってなつ兄が俺の方に向き直る
「俺たちは同じ血が通った兄妹、三つ子なんだ
…それ以上の境界線は越えるな。上手く線引きしろ
澪がこんなこと聞いたら…「わかってる」
「わかってるけど……」
いつまでもこのままってのは
正直自信ねぇよ…