兄妹愛の境界線



私が廊下を歩いていると

棗お兄ちゃんか前から歩いてくるのが見える




「棗お兄ちゃんっ!」




すかさず私は名前を呼び側に駆け寄った





「お兄ちゃん、今日も一緒に帰ろ!」





そう言うと棗お兄ちゃんは

いきなり私の両頬を軽くつまむ




「バーカッ!俺はあーおーいっ!」




「ごめん、また間違えちゃった…!」




私達は三つ子の兄妹


お兄ちゃんと葵は顔が似ているけれど

私は2人には似ていない


2人の顔がそっくりすぎて

私はいつも間違えてしまう


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