兄妹愛の境界線


「澪、ちょっとここ座って」




そう言って葵は自分の膝をポンポンッと叩く




「ひっ、膝の上…っ?」



「大丈夫、澪の体重なら

なんとか耐えれるから」



「ちょっとなにそれ~!」



「じょ~だん!ほら、早く膝の上に座れ」





私はそーっと葵に背を向けて膝上に座る


葵とこんなにも密着するのは

今まで一度もなかったから

少し照れくさいような

なんとも言えない気持ちになった



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