先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~
30分後……。
「お待たせですっっ!」
「ん。じゃ行くか。」
車に乗り込む。
「……どこ行くの?」
「あんま近いと生徒に会うからな……」
「……うん。」
「よし。俺のお気に入りの店行こーか。」
「うん!」
車の中にあの香水の香りがする。
私の好きな香りに包まれて思わずニヤける。
かれこれ30分くらい車で走ると
おしゃれなお店に着いた。
「ここ?」
「うん。ここは俺が高校生の時からの行きつけ。マスターがいい人なんだよ。」
手を握られてお店に入る。
カラン))
「いらっしゃい!お!久しぶりだな啓太!」
「ども。」
40代くらいの男の人。
「お、何、彼女?」
「そーっす。」
彼女 って響きに思わず照れてしまう。