先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~

月曜日。


朝、教室に着くと詩穂が駆け寄ってくる。


「な、菜月ぃぃ!どーだった??誕生日♥」


「あ……//////うん……。」


思わず顔が赤くなる。


「勝負下着は??」


「う//////」


「きゃあ!使ったのね??!菜月!やったね!」


そんなトークをしてたら先生になった啓太が教室に入ってくる。


バチッっと目が合ってしまった……。


思わず赤くなる私。


「はい、席付けー。」

啓太の顔もほんのり赤い気がする……。


「ほら、ホームルーム始めるぞー。」

ホームルームが始まると1枚の紙が配られた。

そこには
進路希望調査
と書かれている。


「君たちはもう受験生だ。進路はもう決まってる人もいると思うけど、その紙に書いて俺に提出するよーに!
くれぐれもふざけて書くなよ?」


進路か…………。

決まっていないわけじゃない。
でもホントにそれでいいのかとか、学校をどーするのかは決めてない。

「先生ーー、決まってない人は何書けばいいんですかぁ?」


可奈子がたずねる。


「そーゆー人はとりあえずやりたいことを見つけて、それをいくつかあげてこい。まぁ、二者面談をそれをもとにやるから。」


二者面談…………。



「とりあえず明日。その紙集めるからさ。よろしくー。」


朝のホームルームがゆるーく終わって……
私は進路のことで頭を悩ませていた。


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