先生×私Ⅱ~隣の部屋の王子様~
「寝かせておけば大丈夫ですよ。」
「わかりました……」
「でも困ったわ……私、今日出張なのよね。」
「俺が見てましょうか?」
「えっ?でも杉浦先生も授業あるでしょう?」
「今日は、1時間目だけなんで。」
「1時間目?もう始まってるわよ?」
「自習にしてきたんで。朝日が倒れたので……ね。」
「そう………………もぅ1時間目も終わりますものね……。杉浦先生……お願い出来ます?」
「はい。大丈夫です。」
お願いします。
といって岡村先生は保健室を出ていった。
眠っている菜月を眺める。
極度のストレス……
寝不足……………………
菜月をここまで追いつめたのは俺なのかもしれない。
夜寝れなくなるほど思い悩んでいたのか?