鳴り響くトライアングル
負けない
「ちょっとどゆことですか!部長!なぜこの2人なんですか!」
お昼時間
柚子の叫び声が
会社中に響き渡った。
「俺もなっとくいきません!」
同じくしかめっ面の
雅樹の声も響く。
優菜は
髪をいじりながら
3人のやりとりをみてる。
「部長、なぜこの3人なんですか?私たちバトルしあってるんです!知ってますよね?」
「そう、だからやるんだ」
部長はにんまり笑った。
柚子はあっけに
とられた。
部長は笑顔で
3人に言った。
「意見をいうことはいいことだ。常にバトルしてるなら何かいい案でるだろうしな!だからこそ選んだんだ。仲良し仲良しじゃだめだからな」
笑いながら
部長はいう。
柚子は珍しく
何も言えなかった。
すると雅樹は
部長にこう言った。
「部長は僕らに見込みがあると思ったんですか?」
雅樹はゆっくり聞いた。
柚子も部長をみつめた。
部長は笑いながら言った。
「そうだ!」