鳴り響くトライアングル


「なんの嫌がらせだよこれ…」


柚子がいなくなったあと
ため息をつきながら
雅樹はおにぎりをほおばる。



「なんで、俺がこんな目にあわなきゃならねぇんだよ…」




イライラしながら
いう雅樹に
優菜は無表情でいった。




「昨日何があったかいいますよ?私言わないよぉにしてたけどねー…雅樹先輩がぁっていいますよ?普通こーいうことって男するもんねぇ!」


あははと笑った優菜。



雅樹はただおびえていた。


そして優菜は
雅樹に近づいていった。



「雅樹先輩は私の言うことをきいてればいいんです♪朝みたいな感じでいてくれればそれでいいんです♪私はそれで満足です!」




ちょっと寂しげにいった優菜。


優菜はやばいやつだ。



雅樹はひそかにそう思った。
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