鳴り響くトライアングル



「雅樹さん、なにか案できました?」




柚子は
お茶をだしながら
雅樹にといかけた。



朝あんなに
散らかっていた机は
きれいに片付けられ
いつのまにか
髪もきちんとしていた。



雅樹は
お茶を飲みながら
ため息をつく。



「一応子供が手伝うならばのポジションで考えてみたぞ」



雅樹は髪をポリポリしながら
企画書をだす。




みると


包丁は
今人気のキャラクターの
絵柄になっていた。


またお玉の
上をかわいらしい
動物にしたらしい。




「雅樹さんって…かわいいの好きですね」



笑った柚子に
雅樹は
照れくさそうに
下をむいた。
< 30 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop