鳴り響くトライアングル
「雅樹さん、なにか案できました?」
柚子は
お茶をだしながら
雅樹にといかけた。
朝あんなに
散らかっていた机は
きれいに片付けられ
いつのまにか
髪もきちんとしていた。
雅樹は
お茶を飲みながら
ため息をつく。
「一応子供が手伝うならばのポジションで考えてみたぞ」
雅樹は髪をポリポリしながら
企画書をだす。
みると
包丁は
今人気のキャラクターの
絵柄になっていた。
またお玉の
上をかわいらしい
動物にしたらしい。
「雅樹さんって…かわいいの好きですね」
笑った柚子に
雅樹は
照れくさそうに
下をむいた。