鳴り響くトライアングル
雅樹は私のもの
「お疲れさまでした!先輩方」
5時すぎ
優菜は深々と
2人にお辞儀をした。
柚子は
書類の整理をしていた。
「あ、うん、お疲れ…」
柚子は
お辞儀をし終えた
優菜の表情をみて
びっくりした。
いつも笑顔の
優菜が無表情。
その事に驚きを
覚えた。
優菜はすぐさま
カバンを背負い
足早に
入口へ向かった。
葉月は優菜をみていた。
優菜は泣いていた。
葉月はただ
なにもいえず
優菜の背中を
みていた。