鳴り響くトライアングル
「陽太、あんなやつに絡まないほういいぞ」
きた…!!
葉月は
こわばった表情で
柚子をみつめた。
だれもが柚子を見た。
これからはじまると…。
「はぁ!?雅樹さんなにかいいました?」
柚子は雅樹を
睨みつけた。
「聞こえてたのか!こわいなー」
「聞こえますよ、私地獄耳なんで」
二人は
しばらくお互いを睨んでいた。
周りは
静かに仕事の準備をはじめた。
陽太だけは
目をキラキラさせていた。