彼の秘密と彼女の秘密


「瑠璃、会いたかったぞ。おじいちゃんの所へきておくれ」

『4人を出しなさい。それに私は瑠璃ではない。今の私はノアール』

「瑠璃、僕達ならここですよ」

「お前らいつのまに!!」

錦のおじい様が慌てる。

「あんなもん拷問のうちにならねぇ」

『無事だったのですね。でも嵐はひどいケガ...』

4人とも顔以外はひどい傷だ。嵐はたぶんあばら骨をやられて、息をするのも辛いだろう。


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