彼の秘密と彼女の秘密
瑠璃も元の姿に戻り、外に待たせてあった桐谷の車でみんなで帰る。
「瑠璃、申し訳ありませんでした。約束守れませんでしたね」
「そんな事よりみんな生きてて良かったよー」
瑠璃は泣き出してしまう。
「俺は瑠璃ちゃんの変身にびっくりしたなぁ。俺、あっちの方が色気があってええなぁ」
「嵐、嫌い」
「え?何で?」
「知らなーい」
帰りの車は遠足みたいにワイワイだった。
本当にみんな無事で良かったぁ...
あれ...
おなかが...
「...い...お...なか痛い...」
「瑠璃!?どうしました!?お腹が痛むのですね!?」
「桐谷、早く家まで行ってや!!」