彼の秘密と彼女の秘密
私には他人事のように思えなかった。
「凛。ここにしばらく置いてあげる事はできない?」
「そうですねぇ。少し斎藤や嵐達と相談してきます。
ちょっと待っていてくださいね」
「うん...」
「すぐお粥を持ってこさせましょう。
瑠璃、浴室も案内してあげてください」
「うん、わかった」
凛達は行ってしまった。
「お粥ができるまでにお風呂に入るといいよ。
さっぱりするし、気持ちも楽になるよ」
「ありがとうございます」
里奈がお風呂に入ったのを見届けてから凛達の元へ行く。