彼の秘密と彼女の秘密



___嵐___


里奈達の部屋をみんなで出た後、俺は凛の部屋に向かった。

「凛、ちょっとええか?」

「どうしました?」

「明日の事なんやけど...俺、行かんでもええやろか」

「どうしたんです?何か用事でもありました?」

「いや、おいつの事ほっとかれん...というか...」

「なーるほどぉー」

凛はニヤニヤしながら笑いかけてくる。

「いいですよ。しかし瑞貴は借りますよ」

「あぁ」

「瑞貴にはちゃんと行かない事伝えてきてくださいね」

「わかった」

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