彼の秘密と彼女の秘密
3
___嵐___
里奈達の部屋をみんなで出た後、俺は凛の部屋に向かった。
「凛、ちょっとええか?」
「どうしました?」
「明日の事なんやけど...俺、行かんでもええやろか」
「どうしたんです?何か用事でもありました?」
「いや、おいつの事ほっとかれん...というか...」
「なーるほどぉー」
凛はニヤニヤしながら笑いかけてくる。
「いいですよ。しかし瑞貴は借りますよ」
「あぁ」
「瑞貴にはちゃんと行かない事伝えてきてくださいね」
「わかった」