彼の秘密と彼女の秘密


久賀の屋敷の近くで車を止めて、徒歩で行く。

屋敷の壁の上で話す一同。

「それではみなさんいきますよ。
いいですね、先陣は瑠璃ですが一緒に
捕縛のかかりましょう」

そう言うなり、凛は屋敷の庭のど真ん中に
爆竹を放り込んだ。

ドカァーーーン!!

「あらら、少し火薬の量が多かったですかねぇ」

「当主...お遊びではないんですよ...」

「では、久賀のみなさんが出てきた事ですし、
行きますか。瑠璃は屋敷の外にいる者達、
私達は屋敷内の者達で行きましょう。
人数は30人だそうです」

「じゃあ、みんなまた後でね」

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