彼の秘密と彼女の秘密


瑠璃はすうぅっと息を吸うと綺麗なよく通る声で、

『久賀の皆様。あなた達は忍ではなく、雑技団として
生きてきました。これからも、雑技団として全国行脚してください』



と言うと、

『先に凛様達は屋敷から離れていてください。
すぐにここを離れられる準備をしていてください』

「わかりました」

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