彼の秘密と彼女の秘密
次の日、お団子屋さんに行くといつものお団子は売り切れで...
仕方ないからお茶だけ持って桜並木の所に行く。
風もなくて、暖かくて、眠くなっちゃたよ。
河原で寝っ転がってうとうとしていると
「ねぇー君。そんな所で1人で寝っ転がってて、
襲ってくださいって言っているようなものだよ?
全く無用心なんだから。それでも女の子なの?」
「あ!凛!」
「あ!凛!じゃないですよ、全く」
凛はクスクス笑う。
「だって今日はお団子が売り切れだったんだもん」
ふくれて私は言う。
「だって僕が全部買い占めたんですもん」
私は唖然とする。
????????
「全部?????」
「そうだよ?ほら。一緒に食べようと思ってね」
凛は笑いながら山ほどあるお団子の山をみせてくれた。