彼の秘密と彼女の秘密
時間はもうすぐお昼になる。
「また寝ちゃったねぇ。コーヒー飲みたいんだけどある?
凛はいつも何飲むの?」
「僕もコーヒーですよ。嵐もです。キッチンに行きましょう」
「嵐おはようございます」
「嵐おはよう」
「お前ら、そうか。そういう事か。うん、うん。
凛にもついに守りたいもんができたんか。うん。良かった、良かった」
「嵐、どうしたの?」
嵐は私をまじまじと見つめる。
メニュー