彼の秘密と彼女の秘密
「何の話してるのーー?準備できたよ!行こう♪行こう♪」
????????
「どうしたの?2人とも固まってるよ?」
瑠璃が綺麗過ぎて固まってしまったのだ。
スタイルがいいのはもちろんだが、色の白い瑠璃に黒のミニのワンピースは
すごく映えてて、ツバの広い帽子のおかげで女優にも見える。
これでサングラスなんかしたら完璧に芸能人です、と言っているようなもんだ。
「瑠璃、サングラスは諦めましょう。帽子をと思いましたが日焼けを気にしているのでしょう?」
「うん...やっぱり目立つよね。一緒に出かけると思ったら張り切っちゃって...。
待ってて!!すぐ着替えてくるから!!」
そう言うとまた行ってしまい、戻ってきた瑠璃はスキニーにドルマンのシャツ。
「これならあまり目立たないでしょう?」
「じゃあ、行きましょうか。嵐はどうします?」
「俺も仕事終わったし、やる事ねぇから行こうかなー」
「本当に終わったのですか」
「当たり前やろ」
ぎゃーぎゃー騒いでいる2人と一緒に車に乗り込む。