彼の秘密と彼女の秘密

「お前が今考えてるんは、瑠璃ちゃんの事やろ?
お前の仕事は京都でもできるけど、たまには東京に行かなきゃならん時も出てくるだろう。
でも瑠璃ちゃんはどうなんやろうな。この家は鞍馬家の持ち物で俺の自由にできるからずっと
使ってても問題ないが、瑠璃ちゃんは仕事をずっと休んでいく事はできねぇやろうな。
でも何で静岡なんやろなぁ」

「両親の件もありますし、仕事の事も聞いてみましょう。
後、僕は御影の力で少し瑠璃の身辺調査をしてみようと思っているのですが...
今日のショッピングモールで母親の話をした時に
顔色が悪くなったのが気になるのですが、嵐はどう思います?」

「そうやな。少し気になるな。調べてみてくれ」

「そうしてみます」

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