彼の秘密と彼女の秘密
頭を撫でながら
「僕も瑠璃が好きですよ。誰にも渡したくありません。誰にも触れさせたくありません」
「ふふふ。凛って以外とやきもち妬きで独占欲の塊なんだね」
「正直、僕は瑠璃がモデルの仕事で肌を見せてるのも許せませんね」
「正直だね。ん?でも私が茉莉ってのも知らなかったのにどうして肌みせてるのとか知ってるの?
「...携帯で検索してみたら画像がいっぱいありまして...」
「ふーん??」
「なんです、その意地悪そうな顔は」
「凛も可愛いとこあるんだねー」
瑠璃がにやにやして僕をつつく。
「そうですか、瑠璃は今日から1人で寝るんですね。
せっかくお互いの気持ちを確認できて一緒に寝ようかなぁって思ってたんですけどねぇ...」
「あああああああああぁ。凛、ごめんなさい...」
「キスしてくれたら許してあげますよ」
「え!?だって凛が簡単にするなって言ったのに??」