彼の秘密と彼女の秘密


___凛___


「あーぁ。怒らせてしまいましたかね。でも部屋に行ってくれたのは
ちょうど良かったです。資料が届いたのでしょう?」

「ほらよ」

凛は資料を読んでいく。血の気が引いて行くのが自分でもわかる。

「凛、大丈夫か?顔色悪いぞ」

「嵐もこれ読んでください」

嵐も血の気が引いて顔色が悪くなっていくのがわかる。

「凛...これ本人に言うんか?」

「決められない...。ちょっと出かけてきます」

「そうだな...俺も出かけてくるわ。資料ちゃんとしまっておけよ」


凛も嵐も出かけて行く。
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