彼の秘密と彼女の秘密
あれ??
家の近くで凛を発見した。
「凛?」
「瑠璃、おかえりなさい。買い物ですか?」
「うん。鶴屋で甘味買ってきたの♪あとね、浴衣も!」
「どっちも楽しみですねぇ」
「夕食はからあげにしたの」
「瑠璃が作るなら何でも美味しいと思いますよ」
凛が笑って話す。でもなんかちょっと違和感が...
冷蔵庫に買った物をしまっていく。
「瑠璃。こっちにきて座ってくれませんか」
びくりと手が止まる。
やっぱり何かあるんだ...