彼の秘密と彼女の秘密
そっと布団におろされると凛が
「さっきの続きですよ。瑠璃がねだったのでしょう?」
固まっている私を見て凛はクスクス笑う。
「笑うなんてひどいよー!」
「違いますよ。瑠璃が固まっているのが可愛かったんですよ」
「凛は慣れてるからいいよね!」
私が立とうとするのを止めて、
「ヤキモチですか?他の女性には申し訳ないですが、瑠璃みたいに守ってあげたい、
大切にしたいって思えたのは瑠璃が初めてなんですよ」
「それって素直に喜んでいいの?」
「もちろんですよ。瑠璃、さっき言った事覚えてますか?」
「え?何て言った??」
「もっとっして、と」
「ああぁーえぇと...」