彼の秘密と彼女の秘密


凛は笑って

「僕はずっと我慢してきましたが瑠璃の言葉で理性がどこかにいっちゃいました」

凛に布団に横にさせられると、凛が上に乗ってきて、頬に口に首に凛の口が這う。
その度に身体が熱くなる。
凛が帯に手をかけるととっさに凛の手を押さえてしまった。

「瑠璃、もう我慢できません。瑠璃は嫌ですか?」

「嫌じゃない。でも...初めてだから...優しくして...欲しい...」

凛が瑠璃の帯を取る。
激しいキスに息ができない。

「はぁ...息ができないよ...」

「ならしなければいいです」

今度は舌まで入ってくる。

「あっ...はぁはぁ」

息がもたない。



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