彼の秘密と彼女の秘密


とりあえずリビングに戻り斎藤に連絡を入れ、事の次第を説明して電話を切る。



携帯が鳴る。

「そうですか。では嵐に問題はないのですね。一つ疑問に思っていたのですが、
瑠璃の祖父が亡くなった場合、次期当主は誰になるのでしょう。調べてメールをください」


自分の部屋に戻り、嵐の無事と今は久しぶりに家族団らんをしている事を
告げると、良かったぁ。と本当に安堵している。

「でもあの光景なんだったのかな?」

「僕にもわかりませんが、気に病む事ないですよ。嵐も夕食までには戻ってくるでしょう」

「そうだね!!からあげ作って待ってよっと♪」

瑠璃はいつも通りの感じには見えますが...どうでしょうねぇ...


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