俺様とネコ女
私の脱ぎかけの着衣を雑に取り払って、コウも裸になる。

コウは私の脚を広げ、一気に中に押入ってきて大きな声が漏れた。


「デカい声」


勝ち誇ったように笑われても仕方ない。必死に我慢してもダメ。頭がおかしくなりそうなくらい気持ちいい。

繋がったまま、上半身を起こしたコウの上に座る。

少し汗ばむ身体は、吸い付きそうなくらいピッタリとくっつく。コウに抱きついて、コウを感じて。

社内恋愛しないとか、こんなことする相手が私以外にもいっぱいいるんじゃないかとか。今だけは、そんな不安を感じないほどコウに溺れたい。


「声我慢すんな。聞かせろ」


耳元で囁かれても、強がって言い返すような私はどこにもいない。
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